初めて会う人に、暮らしのことを全部説明するのは大変です。そんなとき、好きなことや気をつけてほしいことを、一枚に書いてみませんか。きれいな文章にする必要はありません。短い言葉や絵でも、会話のきっかけになります。
この記事の会話や場面は、日々の工夫を考えるための架空の例です。特定のご利用者さまの事例ではありません。
「困ること」だけでなく、「好きなこと」も。
支援の相談では、手伝ってほしいことが話の中心になりがちです。そこに、好きな音楽や楽しみにしている時間、落ち着く場所も添えてみましょう。「午前中は静かに新聞を読みたい」と分かるだけでも、声をかけるタイミングを一緒に考えられます。
手伝う前に、知ってほしいこと。
「物を動かす前に聞いてほしい」「まず自分で試したい」「呼ぶときはこの名前で」。こうした希望は、遠慮せず書いてよいことです。逆に、まだ決まっていない項目は空欄のままで大丈夫。会って話す中で、少しずつ増やしていけます。
ご家族が書くときも、ご本人と確かめる。
代わりにメモを作る場合は、ご本人が伝えたことと、ご家族が見て感じたことを分けると読み手に伝わりやすくなります。「本人はこう話しています」「家族から見るとこう感じます」と書き添え、ご本人が確かめられる方法で内容を確認しましょう。
見せる相手と、書く範囲を選ぶ。
メモは、誰にでも渡すためのものではありません。必要な相手に、伝えたい範囲を選んで共有します。住所や詳しい健康情報などを何でも書き込む必要はありません。気持ちが変わったら書き直し、日付を添えておくと、今の希望が分かりやすくなります。
今日から使える、小さなメモ
- 呼んでほしい名前:
- 好きなこと・落ち着く時間:
- 自分でやってみたいこと:
- 手伝う前に聞いてほしいこと:
- 今は伝えたくないこと:
- 書いた日・見直した日:

