外出というと、目的地や長い予定が必要に思えるかもしれません。近所の花を見る、いつものお店で飲み物を選ぶ。それだけでも、家の中とは違う時間になります。まずは「どこへ行くか」より、「何を楽しみたいか」から考えてみましょう。
この記事の会話や場面は、日々の工夫を考えるための架空の例です。特定のご利用者さまの事例ではありません。
楽しみを、ひとつだけ決める。
あれもこれもと予定を詰める前に、今日いちばん楽しみたいことを選びます。パンの香りを楽しみたいのか、自分で買い物をしたいのか、外の空気に触れたいのか。同じお店へ向かう日でも、楽しみの中心は人それぞれです。付き添う人の「せっかくだから」より、ご本人の希望を出発点にします。
短いコースも、先に用意する。
出発前に、普段のコースと短いコースの二つを考えておくと、途中で予定を変えやすくなります。休める場所やトイレ、帰りの手段も一緒に確認しておきましょう。「ここまで来たから最後まで」ではなく、その日の体調や天気に合わせて引き返すことも、最初から予定に含めます。
行かなかった日も、次のヒントに。
玄関まで準備してから、今日はやめたいと思うこともあります。理由を無理に聞き出す必要はありません。話せそうなら「時間を変えたらよさそう?」「別の日にしようか」と相談します。出かけた距離や時間だけで、その日の良し悪しを決めないようにしたいものです。
支援を使う外出は、事前に相談を。
ヘルパーと出かけたい場合は、行き先だけでなく、目的、移動手段、必要な手助けを伝えてください。利用するサービスや支援計画などによって対応できる範囲は異なります。利用できる制度や費用を含め、担当者と確認してから予定を立てましょう。
今日から使える、小さなメモ
- 今日、楽しみたいことは?
- 短くするなら、どこまでにする?
- 途中で休む場所と、帰る方法は?

